Home Company News, Introspect, 高速デジタル計測, SI/PI, 高速デジタル計測ソリューション Introspect Technology 社 SerDesテスター「SV2C」導入事例 Introspect Technology 社 SerDesテスター「SV2C」導入事例 2019.06.12 Company News、Introspect、高速デジタル計測, SI/PI、高速デジタル計測ソリューション 日本航空電子工業株式会社 ホームページ 日本航空電子工業株式会社 創業 1953年8月20日 本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 資本金 106億9000万円 株式 東証一部上場 主要事業 コネクタ事業 インターフェース・ソリューション事業 航機事業 --はじめに池田さんの現在の業務からお聞かせいただけますか? 池田様 現在はプロダクトマーケティング本部に所属しており、USB、HDMI、Display Portなどのコネクタの規格関連の業務を担当しています。例えば、コネクタの規格についてセットメーカーや半導体メーカーと一緒に規格の内容を協議したり、社内の設計チームには規格に沿った測定方法などの情報を提示したりしています。コネクタの開発、生産のために事業部のニーズに合ったツールを検討することも業務の一つです。 -- 測定方法について検討する中で、必要なツールとして候補に挙がったのが、今回のSV1CやSV2Cだったんですね。 池田様 そうですね。もともとはコネクタの製造現場で検査するのにいいね、という考えでした。 値段と機能は魅力的 -- 具体的にはどのあたりにメリットを感じていただけたのでしょうか? 池田様 一番は、やはり値段と機能ですね。さらにサイズ感はすごく小さくていいと思います。ただ実は弊社の場合は、実際の製造現場では計測機器というのは多少大きくても問題にはならないのです。ある程度のスペースが確保できますので。なので、やはり大きな魅力は価格と対応する機能ですかね。通常、測定器というのは何でもできるように作られていますよね。何でもできる代わりに、使い方が少し難しくなる。 さらに何でもできるように作りこまれているので、値段もすごく高い。おそらくチャンネル数を同じにして購入したSV2Cと計測器を比較すると桁数が変わってしまうぐらい差があると思います(SV2Cは8チャンネル対応)。SV2Cはビットレートも28Gbpsまで使えますので、今のところは民生品の用途であれば問題なく、しばらくは使っていけそうだという見解になりました。 それほど期待していなかった。ところが使ってみるとなかなかいい。 -- 例えば、SV2Cと同じことを一般的な測定器で実現しようとすると、数千万円の金額になってしまうというわけですね? 池田様 測定器も含めた投資が最終的な製品価格にも影響してきますので、設備は安いほうが弊社にもお客様にもメリットが出てきますね。実は今回のSV2Cが一般の測定器と比べるとあまりにも安かったので、それほど期待もしていなかったんです(笑)。一千万円を平気で超えるのが測定器の世界なので、性能が落ちるのはある程度しょうがないかなと。ところが使ってみると、なかなかいい。例えばアイパターンがきれいに開いている。波形がかなりきれいだったのは想定以上でしたね。 同じような20Gbpsまで出るパルスジェネレータがありますけど、そういう機器と比較しても何ら遜色ない性能でした。もちろん30Gbpsが出るような測定器を買えばいいですが、価格が違いますからね。これだけのチャンネル数あれば充分ですよ。 SV2Cは敷居が低い -- その意味では、ソフトウェアの使い勝手もいいということでしょうか? 池田様 そうですね、使いやすいと思います。一般の測定器でやりたいことが大体できる。一通りの信号を出して、エラーレートを見たり、バスタブカーブを描くことができたりしますので、充分です。 あとは使い方ですよね。必要な時はやはり測定器を使って、きちんと測定をすればいいんですが、例えば製造現場ではある程度解ればいいところがあるので、きちんと閾値を持っておけばいいと思います。SV2Cでは使い方が難しくないので、手軽に測ってチェックすることができます。測定器の場合は不慣れな人が使うと、操作が難しいんですね。信号出したり、波形をとったりできなくなってしまうことがあります。その意味でもこの装置は敷居が低くて、ファーストステップとして使うにもちょうどいいと思います。 -- 最後に今後期待する機能などはありますか? 池田様 そうですね、リンクが貼れるといい。例えばUSBのレシーバーのストレステスト、受け側のレシーバーにジッターののった信号入れて、正しく受けられるかどうかを確認する試験がありますが、USBのレシーバー側は信号をいきなり入れても動きません。これはレシーバー側もクロック持っているので、受けた信号に対してまず自分が持ってるクロックを同期させてあげて、なおかつUSBだと5Gbpsだとか、10Gbpsっていう2通りのビットレートがあるので、どういうビットレートの信号を流しますよ、という信号を入れてあげるというようなリンクを貼るような作業があるんです。トランスミッターとレシーバーでのリンクトレーニングといいますが、こうした機能があると、さらに幅広いテストに使えますね。メーカーオプションで用意してくれてもいいかもしれませんね。 PDF版 A4サイズ 全2ページ Case Study JAE Introspect 4.12 MB Download ■Introspect Technology .Inc 本社:カナダ・モントリオール CEO:Mohamed Hafed シリアル伝送系に特化した超小型高性能SerDesテスターをワールドワイドで提供しているメーカー。情報量の拡大によりシリアル転送のバンド幅と高速化が求められる、イメージング、ストレージ、ネットワーク通信などのテスト要求に呼応し、システムテストに起因する並列測定のチャネル間誤差、クロストーク、マルチリソースの応用といったシステム独自のテストニーズに対応している。 参加組織: MIPI Alliance JEDEC PCI-SIG HDMI ※ATEサービスはIntrospect Technology の日本総代理店です。 Introspect Technology社製品紹介ページ Introspect Technology 社 Webサイト(英語) Introspect Technology、I3C PurVue Analyzer™を発表。I3Cプロトコルベースのハードウェア・トリガーを搭載した組込み型リアルタイム・オシロスコープ ATE ServiceはMWSCAS 2022のGold Sponsorです Galaxy SemiconductorがIppon Innovationを買収 SEMICON Japan 2021に出展 Introspect Technology社がElectronics Industry Awards 2021でベスト・カスタマー・サービス賞を受賞 Introspect Technology社がThe Globe and Mail紙の「カナダのトップ成長企業ランキング」で第3位を獲得 Introspect Technology社、業界初のSLVS-ECバージョン2.0プロトコルアナライザでイメージセンサの開発をさらに強化 MIPI C-PHY Version 2.0 and D-PHY Version 3.0 Combo Analyzer 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it